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FirstClassアプリケーションサービスについて
FirstClassアプリケーションサービス(FCAS)は、インターネットサービスやディレクトリサービスと同じく、ゲートウェイ経由でFirstClassサーバに接続するプロトコルモジュールです。
FCASを使用すると、アプリケーションをビルドしてサーバマシンに保存することによって、FirstClassの機能を拡張できます。FCASはサーバが開始されると起動し、サーバがシャットダウンされると停止します。FCASのアプリケーションは、クライアントマシンにインストールして設定することなく、サーバ上のリソースやデータベースを利用できます。
作成したFCASアプリケーションは、FirstClassが対応するすべてのプラットフォーム上で利用可能です。
FCASは分散環境で実行できます。そのため、FCASを専用コンピュータ上で実行するだけでなく、必要に応じて、利用頻度の高いサイトでクラスタサービスとして実行することもできます。
FCASアプリケーションのコピーを持つユーザであれば誰でも、開発環境を起動してFirstClassクライアントで使用することができます。
ユーザ、開発者、およびサーバ間の接続は完全に暗号化され、安全性が確保されています。FCASを使用してデータベースに接続する場合、そのデータベース接続はサーバから作成されます。したがって、データベースをファイヤウォールに守られた安全な状態に保つことができ、また、FirstClassの権限を使用してデータへのユーザアクセスを制限できます。
最も基本的なFCASアプリケーションは、情報を印刷できる簡単なコンソールです。アプリケーションの利便性とインタラクティブ性を高めるには、フォームを作成する必要があります。このフォームは、他のカスタムフォームと同じように作成および配布できます。
FCASアプリケーションを作成するには、必要なフォームをFirstClassデザイナーで作成してから、そのフォーム上のオブジェクトを操作するためのイベントプロシージャのプログラムを(BASIC言語で)作成します。



FCASアプリケーションの用途
FCASアプリケーションを利用すると、さまざまな方法でFirstClassの機能を拡張できます。例えば、FirstClassアプリケーションを以下のように利用できます。
  • 顧客データベース、コンタクトデータベース、売り上げデータベースなどの情報にアクセスする
  • ユーザ情報を外部データベースと統合する
  • データベースの情報を抽出し、そのデータを自動生成メッセージに取り込む
  • FirstClassの情報を他のアプリケーションにインポートおよびエクスポートする
  • パスワードをすばやく変更できるようにする
  • システムやWebサイトの実行中に、それらのログを収集および処理する
  • 繰り返し行う必要がある作業を自動化する
  • FirstClassスクリプトを作成および解析する
  • インターネットサービスをリモートから起動または停止する
サーバアプリケーション
クライアントを使用せずに、サーバ内で実行されるサーバアプリケーションを作成することもできます。こうしたアプリケーションは、おもに「監視」アプリケーションとして使用されます。監視アプリケーションを使用すると、FCASでサーバやデータベースを常に監視し、必要に応じて変更を加えることが可能になります。サーバ統計イベントで使用される場合には、こうしたアプリケーションは特に有効です。
サーバアプリケーションは以下のように利用できます。
  • 従業員のデータベースに対して定期的にクエリを送信し、新しい従業員のFirstClassアカウントを自動的に新規作成する
  • 新しいユーザが作成されたというサーバ統計イベント情報を取得して、データベースを更新する
  • 通知メッセージの作成およびスケジュール設定を行う
また、SLEEP BASICコマンドを使用して、指定した時刻または日時が来るまでプログラムの実行を停止させることができます。
サーバアプリケーションは、フォームの表示など、クライアントを使わないと実行できないFCASコードを無視します。
カレンダーアプリケーション
カレンダーアプリケーションは、サーバアプリケーションと同じく、クライアントを使用せずにサーバ内で実行されます。カレンダーアプリケーションの起動は、FCASゲートウェイのカレンダーに登録されている予定から行われます。
予定の説明には、起動するアプリケーションと、そのアプリケーションで必要となる起動文字列を含める必要があります。また、アプリケーションを起動するには、予定のリマインダを[0分前 (開始時)]に設定する必要があります。
カレンダー経由でカレンダー以外のアプリケーションを起動しようとした場合、またはカレンダーの説明に有効なカレンダーアプリケーションが記述されていない場合、FCASコンソールにエラーが表示されます。
プログラミングの際には、カレンダーアプリケーションはサーバアプリケーションと同じように扱うことができます。
ヘルパーアプリケーション
ヘルパーアプリケーションは、FirstClassのルールから起動するか、またはFCASクラスタと起動対象アプリケーションをフォームIDに関連付けている集中リポジトリから起動します。
ルールから起動する場合、その関連付けは、ルールが開始されたときにのみ適用されます。集中リポジトリから起動する場合、該当するタイプのすべてのフォームIDによってアプリケーションが起動されます。
FCASアプリケーションのほとんどは、関連付けられたオブジェクトがサーバ上にないフォームを使用します。ヘルパーアプリケーションは、「既存の」オブジェクトが開かれているときに常に実行されます。ユーザが加えた変更は、アプリケーションに送信され、FirstClassオブジェクトに保存されます。
アプリケーション側から変更を加えて、サーバオブジェクトおよびユーザのクライアントにその変更を反映させることもできます。これは、静的コンテンツにプログラム的機能を追加して、既存のFirstClassオブジェクトやコンテンツの機能を強化する場合に有効です。例えば、ユーザのデータベースや生徒情報のシステムのデータを[ユーザ情報]フォームに入力するヘルパーアプリケーションを使用して、その[ユーザ情報]フォームにフィールドを追加できます。
20100618_141110_0.png注意
ルールはさまざまなタイミングで実行されるように設定できますが、現時点でFirstClassサーバが対応しているのは[アイテムを開く]だけです。ルールによって起動するヘルパーアプリケーションでメッセージボックスを使用する場合に、誤ったエラーダイアログが出ないようにするには、バージョン3.01以上のサーバが必要です。以前のバージョンで作成したヘルパーアプリケーションは、[オプション]ダイアログでアプリケーションタイプのステータスを確認後にビルドしなおしてください。



必要な基礎知識
このヘルプは、Mac、Windows、またはLinux版FCASのサポートを行うFirstClass管理者向けのものです。
FCASの利用者は、以下の項目について、その機能と専門用語をよく理解しておいてください。
  • FirstClassサーバ
  • FirstClassクライアント
  • FirstClassデザイナー
  • BASIC言語
  • FCASをデータベースとともに使用する場合は、SQL、データベース設計、およびODBC(Open DataBase Connectivity)データソース
  • お使いのオペレーティングシステム
このヘルプは、プログラミングのマニュアルではありません。プログラミングについては、関連書籍などを参照することをお勧めします。



ドキュメントの表記規則
このヘルプは、以下の表記規則に従います。
メニュー項目
メニュー項目の各階層は「>」で区切ります。例えば、[編集]メニューの下にある[クリア]は、「[編集]>[クリア]」のように表記します。
変数
斜体で書かれているテキストは、引数、変数など、管理者が自分で値を入力する必要がある値であることを示します。
構文規則
構文ステートメントのオプションの要素は、角括弧で囲みます。
選択肢がある場合は、「または」を「|」で示します。
20100618_141110_0.png注意
FCASはスペースを無視します。