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 C502
 



FirstClassネットワークストアのミラーリング
効率よく、かつサーバを実行したままバックアップを作成できるようにするために、FirstClassでは、ネットワークスストアの内容を選択したボリュームにミラーリングできます。こうすれば、ミラーリングを中断してミラーリングの内容をバックアップに取りながら、サーバは通常どおり稼働させておくことができます。
FirstClassサーバは、絶えずファイルのリストを作成して主ボリューム上に複製し、その複製をミラーリング先として指定されたボリュームにコピーすることで、システムの同期を維持します。ミラーリング処理では、完全リストと増分リストの2つのリストが作成されます。バックアップ作成のためにミラーリングが停止されるまで、サーバはリストの情報を常にミラーリングしています。ご利用のシステムでは、絶えずミラーリングが行われていることになります。
ミラーリング先として使用できるボリュームは、ステータスが[完全利用]または[限定利用]のボリュームだけです。[参照のみ]のボリュームにはミラーリングできません。また、AppleTalkでマウントされたボリュームにはミラーリングしないことをお勧めします。これは、AppleTalkへの接続が障害となって、FirstClassのパフォーマンスが低下するためです。
ミラーリング先のボリュームでは、現在のネットワークストアと今後予想される増加分のデータを保存するだけの容量を必ず確保しておいてください。十分な容量がないと、ディスク書き込みエラーが表示され、サーバは再試行を10回繰り返します。それでもうまくいかない場合は、再試行回数を超過したことを示すエラーが表示されます。
81203_42521_14.png        注意
サーバコンソールに「Not enough memory to operate on file(ファイル操作を行うのに十分なメモリがありません)」と表示された場合、ミラーリングはエラーになっており、メモリ容量を増やす必要があります。この問題を解決するには、コンピュータの物理メモリを増やすか、メモリ割り当ての「推奨サイズ」を変更してください。
リソースフォーク情報を持つソースファイルをミラーリングすると、リソースフォーク情報はその複製から失われます(例えば、CTBリソース情報を持つSESファイルなど)。
WindowsのサービスとしてFirstClassを実行している場合は、PAUSEコマンドとCONTINUEコマンドを使用して、ミラーリングを中断および再開できます。
     ミラーリングを中断するには、NET PAUSE FCSコマンドを実行します。
     ミラーリングを再開するには、NET CONTINUE FCSコマンドを実行します。
サーバでミラーリングされる内容
ネットワークストア内の全フォルダがミラーリングされますが、以下のフォルダやファイルは含まれません。
     FCNS\SERVER\DBEXT(Windows)またはfcns\Server\DBEXT(Mac OS X)
     FCNS\FCAS
     FCNS\FCRAD
     FCNS\NOMIRROR(Windows)またはfcns:nomirror(Mac OS)
     [LogFiles]フォルダ
     [Stats.Dir]フォルダ
     自分で変更を加えた可能性のある、en fcやMIME Typesなどのインターネットサービス関連ファイル
インターネットサービス関連ファイルは、必ず元のボリュームからバックアップを行ってください。
81203_42521_14.png        注意
初回のミラーリングでは、ネットワークストアの全ファイルが同期されます。ネットワークストアの規模が大きい場合、この作業に数時間かかることがあります。したがって、初回のミラーリングは、ユーザが誰もアクセスしていない時間や監査が行われていない時間に行うのが最適です。
ミラーリングの作業
バックアップ作成作業の一環としてミラーリングを行うには、以下の作業を実行する必要があります(どちらの作業も、下記の「ミラーリングを有効にするには」で説明している手順の中で行います)。
     [完全利用]のボリュームへのミラーリングを有効にする。
        ミラーリング元のボリュームがAで、ミラーリング先のボリュームがBの場合、Bを[完全利用]にします。
     ミラーリング元ボリュームに対して、ミラーリング先ボリュームを指定する。
        ミラーリングしたいボリューム(ここではA)が、選択したボリューム(ここではB)にミラーリングされるよう設定します。この設定は、管理者デスクトップの[Volumes]フォルダで行います。
ミラーリングを有効にするには、以下の手順に従ってください。
1       管理者デスクトップの[Volumes]フォルダを開きます。
2       ミラーリングしたいボリュームを選択します。
3       [ファイル]>[プロパティ](Windows)または[情報を見る](Mac OS X)を選択します。
4       [ディスクのミラーリング]タブで、ミラーリング先を指定します。
5       [OK]をクリックします。
[OK]をクリックすると、最初の同期処理が開始され、複製用のファイルリストが作成されます(同期処理中は、[サーバモニタ]の[ボリューム]タブで[ミラーリング情報]が黄色に点灯します)。この作業は、ネットワークストアを保存する[完全利用]のボリュームごとに必ず一度実行する必要があります。同期処理の状況は、[サーバモニタ]ので[ボリューム]タブで確認できます。この段階が終了 すると、サーバは自動的に次の段階に移行し、ファイルの複製を開始します。この2つの段階が完了すると、[サーバモニタ(Server Monitor)]の[サマリ]タブにある[ミラーリングのステータス]が緑色に点灯します。
ミラーリングした内容のバックアップ
ネットワークストアが複数のボリュームに分散している場合は、バックアップ作業の際にすべてのボリュームをバックアップして、ボリューム間にまたがるリンクが壊れないようにしてください。
ミラーリングされたボリュームをバックアップするには、以下の手順に従ってください。
1       [管理]>[サーバ管理]>[ミラーリングの一時停止]を選択します。
ネットワークストアが複数のボリュームに分散している場合は、この選択によってすべてのボリューム上でミラーリングが中断します。
2       バックアップ用ソフトウェアで、ミラーリングされたネットワークストアをコピーします。
このネットワークストアの名前は、FCNSnnnn(Windows)またはfcnsnnnn(Mac OS X)となります。nnnnは、元のボリュームのFirstClassIDを4桁の16進数で表した数値です。
3       バックアップが完了したら、[管理]>[サーバ管理]>[ミラーリングの再開]を選択して、ミラーリングを再開します。
増分の同期処理が自動的に行われます。



ミラーリングの連続停止
ネットワークストアをバックアップデータに置き換えたり、ネットワークストアを他のマシンに移動したりしたい場合には、ミラーリングを連続停止する必要があります。このためには、ミラーリングされている各ボリュームに対して以下の操作を実行します。
1       管理者デスクトップの[Volumes]フォルダを開きます。
2       ミラーリングを停止したいボリュームを選択します。
3       [ファイル]>[プロパティ](Windows)または[情報を見る](Mac OS X)を選択します。
4       [ディスクのミラーリング]タブで[このボリュームでミラーリングを有効にする]をクリアします。
5       [OK]をクリックします。
[サーバモニタ]フォームの[ボリューム]タブを見ると、このボリュームの[ミラーリング情報]の[ステータス]が「行わない」になっていることが確認できます。