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Linuxでのインストールと設定




このドキュメントについて
このドキュメントは、標準のFirstClass管理者用ヘルプの補足文書です。FirstClassの動作はプラットフォーム間で大きな違いはありません。したがって、Linux環境でFirstClassを利用するのに必要な情報の大半は、標準のFirstClass管理者用ヘルプに掲載されています。
FirstClassは、Linuxでも他のプラットフォームとほとんど同じように利用できますが、LinuxでのFirstClassのインストール、設定方法には多少の違いがあります。このドキュメントでは、Linux環境でのFirstClassのインストールと設定に特有の情報を掲載しています。
このドキュメントでは、以下の作業を行うための方法を説明いたします。
  • LinuxでのFirstClassのインストール
この項では、FirstClassのさまざまなコンポーネントをインストールするための必須事項とその方法について説明いたします。
サーバの起動とログイン
この項では、FirstClassシステムの起動とログインの方法、ならびに管理者用デスクトップに表示される内容について説明いたします。
  • Linuxでのシステム設定
この項では、FirstClassのインストーラがシステム上で設定する内容と、インストール後にチェックと設定が必要な内容について説明いたします。
  • 既存のFirstClassシステムのLinuxへの移行
FirstClassをすでに利用中の方のために、この項ではFirstClass 8.0のネットワークストアをMac OS XまたはWindowsからLinuxに移行する方法について説明いたします。す。
  • LinuxでのFirstClassの管理
この項では、FirstClassシステムの日常的な運営に役立つLinux特有の情報を掲載しています。
補足事項として、Linuxでのファイルの保存場所を掲載しています。



FirstClassのインストール
FirstClassサーバとインターネットサービスは、別々のマシンにインストールすることも、1つまたは複数のプロセッサを搭載した同じマシンにインストールすることも可能です。インストールの最低要件は、どちらの場合もリリースノートに記載されています。ただし、システムの実際のパフォーマンスは、ハードウェアの性能とシステムの利用頻度によって異なります。
FirstClassサーバとインターネットサービスを別々のマシンにインストールする場合は、性能の高いプロセッサが搭載された方のマシンでインターネットサービスを実行することをお勧めします。ただし、システムのおもな利用目的を検討して判断してください。
  • システムをおもにWebサーバとして使用する場合は、より高性能のマシンでインターネットサービスを実行した方がよいでしょう。
  • ユーザがFirstClassサーバをひんぱんに利用する場合には、ディスク容量の大きいマシンでサーバを実行した方がよいでしょう。



システム要件
Linux版のFirstClassサーバとインターネットサービスのシステム要件は、下記URLでご確認ください。http://www.firstclass.com/products/SysReq/
FirstClassサーバとインターネットサービスのインストール
FirstClassのインストール準備
FirstClassをインストールする前に、Linux上で「fcadmin」というユーザを作成してログインしてください。以下の手順はLinuxのディストリビューションによって異なりますが、ここではRedHat 9.0での手順を説明いたします。
1       ルートでログインします。
2       [System settings]>[Users and Groups]を開きます。
3       [Add User]をクリックして、[New User]フォームを開きます。
4       User Nameとして「fcadmin」と入力します。
81203_40013_5.png        警告
usernameを正しく登録しないと、FirstClassをインストールできなくなります。
5       ユーザのFull Nameを入力します。
full nameには任意の名前を入力できますが、「FirstClass Administrator」という名前にすることをお勧めします(このドキュメントでは、「FirstClass Administrator」に設定したと仮定します)。
6       fcadminアカウントで利用するパスワードを入力します。
7       [OK]をクリックします。
8       ユーザの一覧でfcadminユーザをダブルクリックします。
9       [Groups]タブで[adm]を選択します。
81203_42521_14.png        注意
Linuxのディストリビューションによっては、[adm]グループが存在しないことがあります。もし一覧の中に存在しない場合は追加し、「fcadminユーザ」をそのグループのメンバーにしてください。
81203_40013_5.png        警告
この設定を行わないと、fcadminユーザに管理者権限が与えられないため、FirstClassをインストールできなくなります。
10      [OK]をクリックします。
11      ログアウトします。
FirstClassのインストール
インストーラは、FirstClassサーバとインターネットサービスが追加設定なしに動作するように、[システムプロファイル]フォームと[インターネットの基本設定]フォームのデフォルト設定を試みます。そのため、このデフォルト設定の内容について尋ねる画面がインストール実行中に表示されます。インストールが完了したら、これらのフォームを開いて、すべての設定内容が正しいことを確認してください。この作業は必須ですが、それほど時間はかかりません。
以下の手順に従ってFirstClassをインストールしてください。
1       fcadminでログインします。
2       インストール用ファイルをダウンロードします。
3       ターミナルウィンドウを開きます([Applications]>[System Tools]>[Terminal])。
4       インストーラファイルをダウンロードした場所に移動します。
5       tar xzf ファイル名」と入力します。
81203_42521_14.png        注意
ファイル名には拡張子を付けてください。
この操作により、インストーラスクリプトと[files]フォルダが作られます。
6       「su」と入力して、ルートアカウントにアクセスします。
7       パスワードを求められたら、ルートのパスワードを入力します。
8       「./installer」と入力して、インストーラを実行します。
81203_42521_14.png        注意
「./」は必ず付けてください。
9       画面の指示に従って操作します。たいていの場合、表示されたデフォルトの設定内容を確認して[Enter]キーを押すだけです。
10      インストールが完了したら、[Ctrl]+[d]キーを押すか「exit」と入力してルートのシェルから抜け、fcadminに戻ります。
11      「adm」グループをfcadminアカウントに追加してからログアウトを一度もしていない場合は、FirstClassサーバを起動する前にいったんログアウトし、再度fcadminでログインします。
インストール中に、FirstClassサーバとインターネットサービスをそれぞれインストールするのか尋ねる画面が表示されます。
•     両方を同じマシンにインストールする場合は、両方ともデフォルトの[Yes]のままにしてください。
•     FirstClassサーバとインターネットサービスを異なるマシンにインストールする場合は、2台のマシンでインストール作業を行い、マシンごとにインストールしたいものを選択してください。



[fcsd]フォルダ
[fcsd]フォルダ(/opt/fcsd)には、サーバアプリケーションとその補助ファイルが保存されています。インターネットサービスをFirstClassサーバと同じマシンにインストールした場合は、インターネットサービスもこのフォルダに保存されます。異なるマシンにインストールした場合は、インターネットサービスはインターネットサービスをインストールしたマシンの[fcsd]フォルダに保存されます。
/opt/fcsdフォルダはWindowsの[FCServer]フォルダ、およびMac OS Xの/Library/FirstClass Server/にあたるものです。
FirstClassにログインする前に、このフォルダの内容についてよく理解しておくとよいでしょう。ファイルの場所と実行ファイル以外のFirstClassのファイルについては、「LinuxでのFirstClassのファイル保存場所」も参照してください。
このフォルダには、以下のようなフォルダやファイルが含まれています。
  • desktop folder
LinuxのデスクトップにリンクされているFirstClassのオブジェクトが含まれているフォルダです。そのオブジェクトとは、サーバおよびインターネットサービスの起動スクリプトと停止スクリプト、およびFirstClassのサービススクリプトです。
  • fcsd
FirstClassのコアサーバの実行ファイルです。
  • fcsd.rez
FirstClassサーバの実行ファイルのリソースです。
  • fcslang.rez
FirstClassの言語リソースファイルです
  • fcsd.log/fcsd.old
これらのログファイルは、サーバを起動するたびに生成されます。LOGファイルには、最後に実行したときの詳細なログ情報が記録されます。また、OLDファイルには、その前に実行したときのログ情報が記録されます。この2つのファイルの情報はサーバを起動するたびに更新されるため、3回以上前に再起動したときの情報は失われます。ただし、/var/opt/fcsd/volumes/master/fcns/logfilesにあるサーバログには、今までの類似の情報が保存されます。
81203_42521_14.png        注意
他のプラットフォームでFirstClassをご利用になった経験があれば、このログファイルに記録されている情報をFirstClassのサーバコンソールで確認する方がやりやすいかもしれません。また、この情報は[サーバモニタ]フォームの[リモートコンソール]ボタンからも確認できます。
  • fcfixvol
ネットワークストアを他のボリュームにコピーした後かバックアップから復元した後、ネットワークストア内のファイルとフォルダに元の権限を正しく設定するために使用するユーティリティです。fclower.plは、ネットワークストアのファイル名をすべて小文字に変換して、Linuxのファイルシステムで利用できるようにします。
  • fclower.pl
fcfixvol -c all all を実行したときに使用されるPerlのスクリプトで、ネットワークストアのファイル名をすべて小文字にして、Linuxのファイルシステムで利用できるようにします。
  • fcputil
fcputilの実行ファイルです。
  • fcputil.fc
fcputilの設定ファイルで、fcputilをサーバに接続する際に必要になります。
インターネットサービスのフォルダとファイル
インターネットサービスをこのマシンにインストールした場合は、以下のフォルダやファイルも/opt/fcsdフォルダ内に保存されます。
  • fcisd
インターネットサービスの実行ファイルです。
  • fcisd.rez
インターネットサービスの実行ファイルのリソースです。
  • fcisd.log/fcisd.old
これらのログファイルは、インターネットサービスを起動するたびに生成されます。LOGファイルには、最後に実行したときの詳細なログ情報が記録されます。また、OLDファイルには、その前に実行したときのログ情報が記録されます。この2つのファイルの情報はインターネットサービスを起動するたびに更新されるため、3回以上前に再起動したときの情報は失われます。
81203_42521_14.png        注意
        他のプラットフォームでFirstClassをご利用になった経験があれば、このログファイルに記録された情報をインターネットサービスのコンソールかコンソールのログファイルで確認する方がやりやすいかもしれません。
  • inetsvcs.fc
インターネットサービスの設定ファイルです。FirstClassサーバとインターネットサービスを同じマシンにインストールした場合は、127.0.0.1がデフォルト設定となります。FirstClassサーバとインターネットサービスを異なるマシンにインストールした場合は、サーバのIPアドレスとサーバ名を変更してください。詳細は、「inetsvcs.fcファイルの設定」の項を参照してください。



サーバの起動とログイン
システム管理作業を行うには、サーバからであろうとクライアントからであろうと、FirstClassサーバが実行されていなければなりません。管理者が行う管理作業の大半は、クライアントソフトウェアで管理者としてログインして行います。



サーバの起動
FirstClassサーバのアプリケーションは、/opt/fcsdフォルダ内にあります。名前はfcsd(FirstClassサーバデーモン)です。fcsdを直接起動することもできますが、LinuxのデスクトップにあるFirstClass Server Startエイリアスを利用することをお勧めします。デスクトップには、以下のコマンドのエイリアスが作られます。
  • FirstClass Server Start
  • FirstClass Server Stop
  • Internet Services Start
  • Internet Services Stop
  • Status of FirstClass Services
また、用意されているシェルスクリプトを利用して、以下の要領でサーバとインターネットサービスを起動、停止したり、状況を確認したりすることができます。
1       ターミナルウィンドウを開きます([Applications]>[System Tools]>[Terminal])。
2       以下のコマンドのいずれかを入力してください。構文は、「/usr/sbin/fcsctl コマンド名」となります。
        パスワードの入力を求められたら、fcadminのパスワードを入力してください。
利用可能なコマンド
fcsctl
  • /usr/sbin/fcsctl start
サーバを起動します。
  • /usr/sbin/fcsctl stop
サーバの標準シャットダウン(すべてのユーザのログオフ後にシャットダウン)を行います。
  • /usr/sbin/fcsctl force
サーバの高速シャットダウンを行います。
  • /usr/sbin/fcsctl status
サーバの状況(実行中か実行中ではないか)を確認します。
  • /usr/sbin/fcsctl pause
すべてのミラーリングを一時停止します。
  • /usr/sbin/fcsctl continue
すべてのミラーリングを再開します。
  • /usr/sbin/fcsctl help
利用可能なfcsctlコマンドを一覧で表示します。
fcisctl
  • /usr/sbin/fcisctl start
インターネットサービスを起動します。
  • /usr/sbin/fcisctl stop
インターネットサービスの標準シャットダウン(すべての接続をログオフ後にシャットダウン)を行います。
  • /usr/sbin/fcsctl force
インターネットサービスをただちに停止します。
  • /usr/sbin/fcisctl status
インターネットサービスの状況(実行中か実行中ではないか)を確認します。
  • /usr/sbin/fcisctl help
利用可能なfcisctlコマンドを一覧で表示します。
81203_42521_14.png        注意
        ルートユーザかマシンの管理者権限を持つユーザだけが、サーバとインターネットサービスを起動、停止することができます。サーバとインターネットサービスは、実行したユーザに関わらずルートユーザ権限下、または管理者グループ権限下で起動され、実行したユーザのユーザ権限下に戻ります。その後は、予約されているIPポートを開くときだけルートに相当するアクセス権限下に切り替わります。現時点では、fcadminユーザだけに対応しています。したがって、手動でのサーバとインタ ーネットサービスの起動はfcadminアカウントから行ってください。



FirstClassのライセンス登録
FirstClassサーバをインストールしたら、ユーザライセンスなどのオプションライセンスを登録することができます。そのためには、License ADDバッチ管理コマンドを使用してください。
1       FirstClassに管理者として(ユーザID:admin)ログインします。
2       新規メッセージを作成します。
3       メッセージの宛先をbatch adminにします。
4       登録するライセンスごとに、以下のようなメッセージを入力します。LICENSE ADD ファイル名
4272004_110434_1.png注意
        必ずKEYファイルを最初に登録してください。このファイルを登録してからでないと他のライセンスファイルの登録は受け付けられません。
81203_42521_14.png        注意
        ファイル名には、.keyや.licなどのファイル拡張子を記述してください。
5       登録するライセンスファイルをメッセージに添付してください。
6       メッセージを送信します。
81203_42935_18.png        ヒント
サーバへのライセンス登録は、FirstClassの設定前に行うことをお勧めします。FirstClassの設定を行うには管理者としてログインしなければなりませんが、初めてログインすると、ライセンス情報の入力を求めるOpenText社への登録フォームが表示されるためです。
サーバとライセンスの登録
初めて管理者としてログインすると、管理者用デスクトップにあるオンライン登録フォームが自動的に表示されます。このフォームが表示されない場合は、以下のアイコンをクリックして開いてください。
63003_121316_1.png
このフォームに必要事項をご記入の上、Open Textまでお送りいただくと、ソフトウェアやマニュアルのアップデート版をオンラインで取得したり、弊社のお客様用会議室で技術的な質問をしたりできるようになります。入力が完了したら、あらかじめ設定されている宛先にメールでお送りいただくか(インターネットメールが送信できるようにFirstClassを設定している場合)、このフォームを印刷して本文に記載の送付先に郵送してください。
フォーム上のすべてのフィールドに入力する必要はありません。また、いくつかのフィールドはあらかじめ入力されています。必須入力事項ではないフィールドについては、フォーム上で説明しています。このフォームを送信すると、そのコピーがデスクトップ上に保存されるため、後で内容を確認できます。
登録フォームをお送りいただきましたら、弊社のオンラインシステムにアクセスしてお客様用会議室を利用するのに必要な情報を弊社よりお送りいたします。



管理者としてログイン
FirstClassをインストールすると、管理者用の特別なユーザアカウントが作成されます。
  • ユーザIDは「admin」です。
  • パスワードは「admin」です(必ず変更してください)。
  • ユーザ名は「Administrator」です。
4272004_110434_1.png注意
ご利用のシステムのセキュリティを守るため、この管理者アカウントのパスワードはログイン後すぐに変更してください。変更するには、[ツール]>[パスワードの変更]を選択します。変更したパスワードは誰にも知られないようにしてください。接続設定ファイルにパスワードを保存しないことをお勧めします。
81203_40013_5.png        警告
管理者アカウントの名前、パスワード、ユーザIDは、変更することはできますが、絶対に削除しないでください。削除してしまうと、管理者としてログインできなくなるため、サーバの再インストールが必要になります。管理者の方は、管理作業ではない個人的な作業を行うための個人用アカウントを作成して利用することをお勧めします。
Webベースのクライアントで管理者アカウントにログインすることもできますが、すべての管理作業を行うには、FirstClassクライアントソフトウェアを使用しなければなりません。



Linuxでのシステム設定
Linux版FirstClassのインストーラは、可能な限り自動的に設定を行って、インストール完了後にFirstClassサーバとインターネットサービスがただちに動作するようにします。そのため、インストーラは[システムプロファイル]フォームと[インターネットの基本設定]フォームの適切なデフォルト設定をしようと試み、インストール中にそのデフォルト設定内容の確認または変更を求める画面を表示します。システム設定を完了するためには、インストール中に設定されたデフォルト設定を確認し、必要に応じてお客様の利用目的に合うよう設定を変更する必要があります。
[システムプロファイル]フォームの設定
システムを設定するには、[システムプロファイル]フォームで設定を完了しなければなりません。このフォームのすべてのフィールドに関する説明は、オンラインヘルプを参照してください。
81203_42521_14.png        注意
システム設定を行うには、FirstClassクライアントソフトウェアを使用してFirstClass管理者としてログインしなければなりません。
[システムプロファイル]を利用するには、管理者デスクトップから[管理]>[システムプロファイル]を選択してください。このフォームのデフォルト設定は、一般的なユーザのニーズに合わせた内容になっています。
このフォームを使用して、ご利用のシステムの基本的な情報を設定します。ここで設定した内容が、システムのデフォルト設定になります。
このフォームで設定を行うにあたっては、このフォームのヘルプを参考にしてください(このウィンドウがアクティブな状態で[F1]キーを押すと表示されます)。
[インターネットの基本設定]フォームの設定
Linux版FirstClassインストーラは、[システムプロファイル]フォームでFirstClassサーバの設定をするのと同様、できる限りインターネットサービスの自動設定を行って、すぐにインターネットサービスが動作するようにします。ただし、インストーラによるデフォルト設定を見直し、必要に応じてご利用目的に合わせて調整する必要があります。
システムで利用するさまざまなインターネットプロトコルを選択するには、[インターネットの基本設定]フォームを表示しなければなりません。
[インターネットの基本設定]フォームは、管理者用デスクトップの[Internet Services]フォルダの中にあります。
このフォームで設定を行うにあたっては、このフォームのヘルプを参考にしてください(このウィンドウがアクティブな状態で[F1]キーを押すと表示されます)。
Internetゲートウェイフォームの設定
ほとんどの管理者の方は、[Internet]ゲートウェイフォームを設定する必要はありません。このフォームを設定する必要があるのは、ゲートウェイを利用する場合だけです。[Internet]ゲートウェイフォームは、管理者用デスクトップの[Gateways]フォルダの中にあります。
このフォームで設定を行うにあたっては、このフォームのヘルプを参考にしてください(このウィンドウがアクティブな状態で[F1]キーを押すと表示されます)。
inetsvcs.fcファイルの設定
インターネットサービスとFirstClassサーバを同じマシンにインストールした場合
インターネットサービスをFirstClassサーバと同じマシンにインストールした場合は、ローカルマシンのIPアドレスである127.0.0.1(デフォルトの設定)、またはこのマシンに割り当てられたドメイン名かIPアドレスで接続することができます。ただし、後で説明するinetsvcs.fcファイルの設定方法で接続の設定を行う必要があります。
インターネットサービスをFirstClassサーバとは異なるマシンにインストールしている場合は、サーバマシンのドメイン名かIPアドレスを入力しなければなりません。そうすることによって、FirstClassサーバの場所がインターネットサービスに伝わり、サーバとインターネットサービスがコミュニケーションできるようになります。
inetsvcs.fcファイルは、以下の手順に従って設定してください。
1       FirstClassクライアントのログインフォームを開きます。
2       [参照]をクリックして、/opt/fcsd/inetsvcs.fcを探します。
3       [開く]をクリックして、inetsvcs.fcの内容をログインフォームに表示させます。
4       [設定]をクリックして、FirstClassサーバに接続できるようにこのファイルを設定します。
81203_42521_14.png        注意
パスワードは、ゲートウェイのパスワードと同じものにする必要があります。



LinuxでのFirstClassの管理
FirstClassシステムのインストールと設定が完了すれば、システムの運営はLinuxと他のプラットフォームとで大きな違いはありません。これがFirstClassの特長であり、優れた点です。システムを管理していく上で必要な情報の大半は、オンラインヘルプに掲載されています。しかし、いくつかの重要な例外があるため、ここではLinux環境でFirstClassを管理する際の違いについて詳しく説明いたします。オンラインヘルプを見るには、FirstClassの管理者用デスクトップから[ヘルプ]>[目次]を選んでください。

FirstClassボリュームの利用
Linuxでは、ルートファイルシステムのフォルダツリーにある任意の場所に他のボリュームをマウントすることができます。FirstClassサーバは、このフォルダリストを利用できますが、このリストはLinux下で常に正確に表示されているとは限りません。また、このリストを利用すると、FirstClassの管理者や[Volumes]フォルダの一覧を見る権限のあるユーザに対して表示されるボリュームを、管理者が自由に管理できなくなってしまいます。このことは、セキュリティ上の理由だけでなく、パフォーマンス上の理由からも重要です。CDやDVDを挿入したりネットワークボリュームをマウントしたりする際に、そのボリューム がFirstClassサーバ側に自動表示されないように管理者が設定できることが大切なのです。
FirstClassボリュームの一覧
FirstClassサーバでは、サーバがアクセス可能なボリュームの一覧を作成することができます。ボリュームは物理ドライブと直接対応付けられている必要はありませんが、フォルダもしくはLinuxのファイルシステム階層で表示できる場所のシンボリックリンクをボリュームにすることができます。そのため、このようなボリュームを論理ボリュームといいます。
81203_42521_14.png        注意
論理FirstClassボリュームをある場所へのシンボリックリンクにすることはできますが、各ボリュームの[fcns](FirstClassネットワークストア)フォルダとそのフォルダ内のファイルは、シンボリックリンクではなく、通常のフォルダおよびファイルにしなければなりません。
論理FirstClassボリュームは、/var/opt/fcsd/volumes/下の[fcsd]フォルダ内に保存されます。この[volumes]フォルダ内にあるすべてのフォルダ(または、フォルダのシンボリックリンク)は論理FirstClassボリュームとみなされ、管理者デスクトップにあるFirstClassのボリューム一覧で表示されます。Linuxファイルシステムのルートに対応するエントリは、自動的にFirstClassのボリューム一覧に追加され、表示されます。
論理ボリュームの利用
FirstClassでは特定の複数の物理ドライブを利用できるだけでなく、論理FirstClassボリュームを利用して、インターネットのニュースグループに利用する論理ボリュームなどの論理グループにユーザや会議室を分割し、後で別々の物理デバイスに分割することができます。この物理的な分割を後で行うためには、対象ファイルを任意の場所に移動して、その[FirstClass]フォルダをファイルシステムの他の場所へのリンクに置き換えます。
また、論理ボリュームを使用して、以前に移行したサーバの複数のボリュームを1つまたは複数の物理デバイスに統合することができます。この作業を行う場合は、対象となる複数のネットワークストアを[Volumes]フォルダ下の専用フォルダに置いてください。
さらに、論理ボリュームでは、Unixベースのシステムが持つ最も強力な機能の1つを活用することもできます。それは、ルートファイルシステムという1つの傘の下に、異なる複数のオブジェクトを論理的に結合できる機能です。ファイルシステム内のフォルダとして、またはルートファイルシステム内にある任意の場所へのリンクとしてFirstClassボリュームを設定することで、柔軟性を最大限に高めることができます。



fcfixvolを用いたネットワークストアのファイルの権限と所有権の設定
ネットワークストアをあるボリュームから別のボリュームにコピーしたり、バックアップから再構築したりした場合は、必ずその後でfcfixvolユーティリティを使用して、ネットワークストア内のファイルとフォルダに権限を設定してください。
fcfixvolは次の手順に従って使用してください。
1       必ずfcadminユーザとしてログインしてください。
2       ターミナルウィンドウを開きます([Applications]>[System Tools]>[Terminal])。
3       プロンプトの後に下記のように入力します。
cd /opt/fcsd
4       次のプロンプトの後に下記のように入力します。
./fcfixvol <volume > <fcns>
81203_42521_14.png        注意  
すべてのボリューム、または1つのボリューム上にあるすべてのネットワークストアに対して適用するには、どちらかのパラメータを「all」パラメータに替えてください。例えば、このコマンドをすべてのボリューム上にあるすべてのネットワークストアに適用するには、次のように入力します。
./fcfixvol all all
その他の例
./fcfixvol Master all
./fcfixvol Master fcns8001
引数なしにfcfixvolを実行すると、FirstClassシステム上で引数として使用可能な値がすべて表示されます。
この処理は、ネットワークスストアの数とサイズによりますが、数分間かかる場合があります。ターミナルには、認識された各ネットワークストア名が表示され、権限と所有の設定がいつ終了したかがネットワークストアごとに知らされます。
fcfixvolを使用したファイル名の小文字変換
すべてのファイルの名前を小文字に変換することもできます。引数-cを追加してください(f./fcfixvol -c <ボリューム> <ネットワークストア>)。



アクティビティ統計値の収集
FirstClassでは、選択したユーザのアクティビティに対するサーバとインターネットの統計値を毎日収集することができます。この統計値は、ユーザがFirstClass環境をどのように利用しているかを把握する手がかりとなります。また、解決しない問題のトラブルシューティングの際にも役立ちます。
取得できる統計値の種類、取得する統計値の設定方法、およびユーザの統計値ファイルを確認する方法については、オンラインヘルプを参照してください。
Linux版のFirstClassの場合、[ログ管理]フォームで指定する統計値フォルダのパスは、fcadminユーザ/adminグループの書き込み可能なディレクトリでなければなりません。以下のパスを推奨します。
/opt/fcsd/stats.
このフォルダを作成したら、以下の手順に従ってサーバ内でのパスを設定してください。
1       管理者デスクトップの[Reports]フォルダを開いてください。
2       [ログ管理]フォームをダブルクリックしてください。
3       [ログ保存場所のパス]に絶対パスを入力してください。



LinuxでのFirstClassのファイル保存場所
LinuxでのFirstClassのファイルとフォルダの所有権、属性、保存場所について確認し、把握しておくことをお勧めします。LinuxでのFirstClassサーバの運営についてよく理解されている場合でも、この情報を印刷してサーバマシンの横に掲示し、いつでも見られるようにしておくとよいでしょう。
fcadminはLinuxのユーザで、FirstClassサーバとインターネットサービスの実行と管理を行います。fcadminユーザはLinuxの管理者グループ(「adm」)に所属しており、すべてのファイルの所有者です。
FirstClassサーバ(名前はfcsd)とインターネットサービス(名前はfcisd)は、完全なUnixデーモン(サービス)として実行されます。
場所:
  • /opt/fcsd/
fcsdおよびfcisdの両方に関連するすべての実行ファイルが保存されています。
  • /opt/fcsd/fcfixvol
ファイルの権限や所有権を設定したり、ファイル名を小文字に変換したりするために使用するネットワークストアのユーティリティが保存されています。このユーティリティはいつでも実行できます。
  • /opt/fcsd/fcisd.log
        /opt/fcsd/fcisd.old
インターネットサービスをこのマシンにインストールした場合に、最後に起動してからのログと、その前に起動してからのログがそれぞれ記録されます。
  • /opt/fcsd/fcsd.log
        /opt/fcsd/fcsd.old
起動してから現在までのサーバログと以前のサーバログです。以前の[Console To File]にあたるものです。
  • /opt/fcsd/inetsvcs.fc
インターネットサービスの設定ファイルで、インターネットサービスがインストールされている場合に作成されます。
  • /var/opt/fcsd/volumes
このサーバにアクセスできる論理FirstClassボリュームの一覧を作成できるフォルダです。FirstClassの論理ボリュームとその利用法については、「FirstClassボリュームの利用を参照してください。
  • /var/opt/fcsd/volumes/master/fcns
マスター論理ボリュームです。
  • /var/opt/fcsd/volumes/.../fcns
セカンダリ論理ボリュームです。ただし、設定されている場合にだけ表示されます。
  • /var/opt/fcsd/volumes/.../fcns8001
ミラー論理ボリュームです。実際に存在する場合にだけ表示されます。
/var/opt/fcsd/volumes/に表示されているのはすべて他のディレクトリやボリュームへのリンクですが、[fcns]フォルダそのものやその配下のフォルダをシンボリックリンクにすることはできません。
        81203_42521_14.png        注意
必ずfcfixvolユーティリティをすべての論理FirstClassボリューム上で最低一回は実行してからサーバを起動してください。
  • /opt/fcsd/stats
必要に応じて、Administrationヘルプの「アクティビティ統計値の収集」に記載されている要領で、このフォルダ手動で作成してください。このフォルダを作成する場合は、上述のパスに置くことを推奨します。デフォルトでは作成されません。
  • /usr/sbin/fcsctl
  • /usr/sbin/fcisctl
サーバとインターネットサービスの管理スクリプトで、「ターミナル」シェルかデスクトップアイコンから使用します。通常、Linuxのデスクトップから表示されます。
81203_42521_14.png        注意
このフォルダには、更新や削除が禁止されているLinuxのシステムファイルも数多く含まれています。
  • /mnt
通常、Linuxのボリュームに設定された全マウントポイントが一覧で表示されます。/mntは/var/opt/fcsd/volumesとは異なりますのでご注意ください。